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ほぼ日「あるといいね! をカタチにする」ファンを惹きつける理由は?

経済バラエティ『がっちりマンデー!!』(毎週日曜あさ7時30分~放送中/ TBS系)をもっと深く楽しめる、『がっちりスクール!!』

お金やビジネスについて、一緒に学んでいきましょう!

今週は、30分の放送では泣く泣くカットした内容をじっくり読める、「儲かり企業の社長インタビュー」シリーズ。番組で紹介している社長たちのインタビューは、ホントにごく一部でしかないんです(涙)。 儲かり企業トップのお話は、学びと金言の宝庫。『がっちりマンデー!!』の制作チームにとっても実りの多い時間を、みなさんと一緒にもっともっと味わいたい!  出し惜しみなしのロングインタビューでお届けします!

第2弾は、「ほぼ日」の糸井重里さんのご登場。

(株)ほぼ日は、1998年にインターネットサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』の運営を開始。月間訪問者数100万人以上の人気サイトとなり、2017年3月にはジャスダックに上場しました。

『ほぼ日』は、「広告なし」「エッセイ・対談・商品紹介など多様なジャンルを発信するオリジナルコンテンツ」「無料・会員登録なし」など、従来のインターネットビジネスの常識を覆すメディアです。

そんなメディアから派生したオリジナル商品が、会社としての売り上げのほとんど

17年以上販売が続く「ほぼ日手帳」は、2019年版は85万部を販売するまでに成長し、六本木ヒルズや丸の内ビルという都内の人気商業施設で「生活のたのしみ展」という大規模なお買いものイベントを不定期で開催。

「生活の楽しみを作り広げていく」をモットーに、売り上げもファンも獲得し続けています。

そんな「ほぼ日」の創業者・糸井重里さんに、コピーライターとしての経験があるからこそ貫く運営スタイルや、(株)ほぼ日の行動指針「やさしく、つよく、おもしろく。」から生まれる商品開発の裏側まで語り尽くしてもらいました!

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糸井重里(いとい・しげさと)
株式会社ほぼ日 代表取締役社長。1948年11月生まれ。1971年コピーライターとしてデビュー。1979年12月有限会社東京糸井重里事務所(現 株式会社ほぼ日)を設立。1998年6月『ほぼ日刊イトイ新聞』(『ほぼ日』)を創刊。以来、 「ほぼ」とついているものの、人気コラム「今日のダーリン」を1日も休むことなく更新。 2018年8月期の(株)ほぼ日の売り上げは約50億円、うち約46億円が「ほぼ日手帳」「ほぼ日のアースボール」などのオリジナル商品が占める。「生活のたのしみ展」「ほぼ日の学校」といった新しい場、新しいコンテンツをつくり続ける。

「野球場経営と同じ3万人」を目指し創刊

――「ほぼ日刊イトイ新聞」(以下、『ほぼ日』)創刊の経緯を教えてください。

糸井重里氏(以下、同):1998年6月に、『ほぼ日』を始めました。広告業界に長くいた結果、自分が錆びてきたなぁと思い始めたことが、創刊のきっかけですね。

どの業界も同じだと思いますが、一番良い状態は長く続かない。野球でいうと、ホームランが打てなくなるというか。最終的に広告主から選ばれる広告が、つくった僕にとっての本当に良い広告と違ってきているようにも感じました。

創刊当初は、600人のアクセスだったかなぁ。いまと比べるとかなり少ない。ただインターネットユーザー数が急速に伸びる可能性を信じていたので、そんなに心配はしていませんでした。

当時は野球場経営のイメージがあって。3万人いたら何でもできると考えていましたね。

野球場って、そんなに真剣に見ている人はいないじゃないですか(笑)。おしゃべりしたり、ビールを飲んだり。なのに商売が成り立つ。だから3万人が来てくれるサイトを目指しました。

ただ、それをビジネスにしようという気持ちは、最初はあいまいでしたね。

――「ほぼ日」は、コラムや対談が掲載されているサイトなんですよね。運営のこだわりを教えてください。

1行当たりの最大文字数は27文字がルール

「読みやすい文章で、臨場感を持たせる」「正直に書く」。大きく分けて、この2つですね。

僕らは、読んでくれない人や僕らを相手にしてくれない人に、受け取ってもらいたい。コピーも、道行く人がその広告を意識的には見ない前提でつくっていました。

だから記事は、一行当たりの最大文字数は27文字と決めています。頭を横に動かさなくても読めるように。これは1998年の創刊当時から続くルールですね。

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リズムよく現場の雰囲気が伝わるように、通常はカットする「ああ」「うん」をあえて残すこともしています。

「大ヒット」「バカ売れ」や「!」という言葉を安易に使わず、正直に書くことも意識しています。

ユーザー直接課金「オリジナル商品」で売り上げる

広告を掲載しないこと。

これも初期から決めていました。自分が良いと信じるものだけを取り上げたかったので、広告掲載料金の金額で掲載可否が決まるような状況が嫌だったんですよね。

正直なところ、広告主からの掲載依頼自体もほとんどありませんでした。口うるさい人だと思われていたのかもしれません(笑)

――広告なしだけでなく、ユーザー登録もなし、無料ですべて読めるとか。どうやって儲けているんですか?

カレーやハラマキ、手帳などオリジナル商品の販売がメインです。

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売上全体の約6割を占めているのは、「ほぼ日手帳」です。

特徴は、カバーバリエーションの多さ、薄くて書きやすい紙質、方眼のマス目などの機能性の良さ。デイリーページ下にあるコラムも人気で、全社員から選ばれた『ほぼ日刊イトイ新聞のおすすめ記事』の中から、365日のどこに1番しっくりくるかを1人の社員が決めています。

ユーザーの声を参考に、細かいアップデートも毎年行っています。たとえば、方眼のマス目の大きさは初代の2002年は4mm、2009年に3.45mm、2010年に3.7mmというように、使いやすい大きさをとことん追及しました。

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・「我々作り手が本当にほしいもの」をお客さんもほしい
・原点は「あったらいいな」
・「おもしろい」を形にしてビジネスにする
・「自分が倒れて会社がなくなったら無責任」と上場
・お金よりも人に注目する「新しい資本主義」目指す
・今週も読んでくださり、ありがとうございます! 

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