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ゴディバ 老舗ブランド「7年で売り上げ3倍」の躍進は‟正射必中”にあり

経済バラエティ『がっちりマンデー!!』(毎週日曜あさ7時30分~放送中/ TBS系)をもっと深く楽しめる、『がっちりスクール!!』お金やビジネスについて一緒に学んでいきましょう!

今週は、「儲かり企業の社長インタビュー」シリーズ。30分番組で紹介する社長たちのインタビューは、ホントにごく一部でしかありません(涙)。 儲かり企業トップのお話は、学びと金言の宝庫。『がっちりマンデー!!』の制作チームにとっても実りの多い時間を、みなさんと一緒に味わいたい! 出し惜しみなしのロングインタビューでお届けします!

今回紹介するのは、世界にその名を知られるチョコレートブランドGODIVA(ゴディバ)です。

日本が、GODIVAにおける国別売上において1位であることはご存知ですか? 日本は、GODIVAのチョコレートを世界イチ売り上げる国として、年間売上は400億円にもなります。しかも、この7年間で国内売り上げは3倍に急成長!(日本人1人あたりの年間チョコレートの消費量は、ヨーロッパの3分の1であるにもかかわらず!)

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高級チョコブランドの先がけとし1926年にベルギーで創業。なぜ、GODIVAは日本市場でこれほどに消費者の心をとらえて離さないのか老舗ブランドがさらに飛躍できた理由は?

理由を探るべく、GODIVA ジャパン代表取締役ジェローム・シュシャン氏にインタビューしました。

シュシャン氏は、フランス人ながら日本文化に造形が深く「弓道」の熟練者。弓道における基本的な考え方「正射必中」(正射であれば必ず的中する)を、「正しい仕事をすれば結果はついてくる」とビジネスで応用しています。

‟消費者のハピネス”を追求して『義理チョコをやめよう』と訴えた広告や、チョコレート以外の新商品開発、コンビニやスーパーでの売り場展開など、枠にとらわれない数々の施策を打ち出しました。

日本生活28年のシュシャン氏の視点は、新鮮な気づきがいっぱい。すべての働きパーソンへのヒントがあります

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ジェローム・シュシャン
GODIVA ジャパン株式会社 代表取締役社長。1961年フランス、パリ生まれ。1983年、大学在学中に旅行で初来日したのを機に日本文化に興味を持ち、29歳で弓道を始める。HEC Paris経営大学院を卒業し、フランス国立造幣局、ラコステ北アジアディレクター、LVMHグループ・ヘネシーのディレクター、リヤドロジャパン代表取締役社長等を経て、2010年ゴディバジャパン代表取締役社長に就任。来日して28年、日本文化に造詣が深く、2010年国際弓道連盟理事就任、2013年弓道錬士五段取得。ビジネスのルーツは弓道の「正射必中」にあるとの信念を持つ。

「伝統と革新の味」を生む少数精鋭の6人

——世界にあるGODIVA統一した味は、どのようにして守られ続けているんですか?

GODIVAのレシピは、世界各国にいる6人のシェフ・ショコラティエが生み出します

6人はそれぞれ、東京、上海、ブリュッセル、ニューヨークなど別々の国で暮らしているため、世界のトレンドを踏まえた新しいレシピが生まれます。シェフが1つの場所に集わずに世界に点在しているのは、GODIVAのユニークなところですね。

とはいえ、6人がフェアにGODIVAの味を守ってくれています。新しいコレクションをつくった場合、風土もスタイルも違う6人のシェフ全員が味の確認をしてはじめて、世に出すことができる。それがGODIVAのルールです。

——世界的ブランドにしてシェフはたった6人……。人数を増やして、世界中にシェフが居てもいい気がしますが。

シェフは、それぞれに味の好みやこだわりが違います。味の判断をするシェフが10人、20人と増えていくと、味の基準が変わってしまう可能性が高くなってしまいます。

6人だからこそチームとしてまとまり、お互いに意見を言い合って良いものを生み出すことができる伝統の味を守りながら新しい味をつくる、ちょうどいい人数だと思います。

全員参加の会議こそイノベーションにつながる

――少数精鋭ですか。日本だと、会議などで参加者が多くなりがちですが、どう思われますか?

参加人数が多いこと自体は悪くありません。問題なのは、会議に出席するだけで話さない人がいる場合はっきり言って、時間の無駄です。

話さないならば、会議のあとに内容を報告すればいい。その時間に違う仕事をしているほうが効率はいいですよね(笑)。

日本は、「意見を言うと損をする」「的外れな意見を出したらかっこ悪い」「自分の考えが否定されたら恥ずかしい」といった感覚の人が少なくないです。それは、間違っています

それぞれ自分の意見を出し合うことで、いいアイディアが生まれます

私も、1人で考えていると全然アイディアは出てきませんよ。全員でディスカッションをすることでイノベーションが起こります。

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――6人のシェフは、GODIVA全体の商品のレシピ以外に、それぞれの国でその国の独自商品を作ることもあるんですか?

国によって四季が異なるため、季節ごとにその国の限定商品を出しています。たとえば、日本の夏は暑いのでチョコレートはあまり消費されません。日本独自の商品として、お中元にも合わせたクッキーを数年前から始めたんです。サクッとした食感と中身のチョコレートの甘さが融合していて、想定以上の人気商品です。

日本での成功を受け、このクッキーはアジアやヨーロッパなど諸外国への展開にチャレンジしています。1つの国で成功した商品がほかの国で展開されることは、GODIVAでは少なくありません。

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——日本ならではの消費者の傾向は、どんなものがありますか?

「限定」という言葉の力が絶大なこと。

たしかに、いつでもあると思ったら緊張感やスペシャル感がなくなってしまいますよね。「いましか買えない」となると買う理由になります。プレゼントする場合も、限定品だと特別感が増して喜ばれます。

「去年のこの時期にストリベリー味のクッキー食べたんですけど、今年はないんですか?」と聞かれたことがあります。それぐらい、限定品のプレゼントは記憶に残るのです。

季節毎に新しい限定品を開発することは楽ではありませんが、何よりもお客様が喜んでくださっています。その結果が、売り上げです。

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目次
・年商400億円を支える「正射必中」
・最終決定権は「社長じゃなくシェフにある」

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ゴディバ 老舗ブランド「7年で売り上げ3倍」の躍進は‟正射必中”にあり

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