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アパホテル 「あえて狭い部屋で快適に」新スタンダードを生む儲かる秘訣は?

経済バラエティ『がっちりマンデー!!』(毎週日曜あさ7時30分~放送中/ TBS系)をもっと深く楽しめる、note版『がっちりスクール!!』。 

お金やビジネスについて、一緒に学んでいきましょう!

今週の内容は、番組に出演いただいた”儲かり企業“の社長インタビューです。  30分の放送ではいつも泣く泣くカットしているけれど、実際の収録では1時間以上かけて、あれもこれもお話をうかがっています。番組での社長コメントは、ホントにごく一部なんですよ(涙)。 儲かり企業トップの話は、学びと金言の宝庫。『がっちりマンデー!!』の制作チームにとっても実りの多い時間です。それをみなさんと一緒にもっともっと味わいたい! 出し惜しみなしのロングインタビューでお届けします!

取り上げるのは、国内外に展開するホテル「アパグループ」。都市部を中心に「APA」の看板を目にしたことがない人はいないのでは? 

1971年の創業から黒字続き。1984年にホテル事業をスタートして、アメリカ、カナダと海外にも拡大中です。

成功の背景には、「変動する料金システム」「あえてコンパクトな部屋」「10%キャッシュバックの会員カード」など、ホテル業界の常識をつぎつぎに打ち破った秘策があります。

そんなアパグループの“非常識な戦略”の中心にいるのが、アパグループの創業者である元谷外志雄氏。

アパホテルの顔といえば、目を引く帽子がトレードマークの元谷芙美子社長ですが、創業以来実権を握っているのは夫の外志雄氏。個性の強さでも芙美子社長に引けを取りません。

『がっちりマンデー!!』の放送では、外国映画のマフィアのようなサングラスにハット帽姿で登場。「上場は貧乏人のすること!」はじめ、発言も豪快かつ大胆です。

拡大するアパグループの秘密を解き明かすべく、創業者の元谷外志雄氏に迫りました。

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元谷 外志雄(もとや・としお)
アパグループ創業者・代表。石川県小松市生まれ。県立小松高校を卒業し慶応大学経済学部通信部に入学すると共に、小松信用金庫(現・北陸信用金庫)に入社。1971年に注文住宅会社「信金開発株式会社」(のちアパ株式会社)を創業。77年に分譲マンション事業、84年にホテル事業を展開。2019年8月5日時点で529ホテル、87,031室を国内外に展開。年間宿泊数は約2,292万名(2018年11月期末実績)に上る。マンション、リゾート、レストラン事業なども行うアパグループのオーナー。

信用金庫職員時代に「住宅ローン制度」つくり退社

――創業に至る経緯を教えてください。
元谷外志雄氏(以下、同):信用金庫の職員として金融を学んでいたとき、1970年前後に盛り上がっていた「住宅産業」に注目したんですよ。

企業が成長していくためには、社員への下支えが必要。

当時、マイホームを手に入れるには総額の半額程度を頭金に用意しなければならなかったところを、「頭金10万円で家が建つ」と全国初の住宅ロ―ン制度をつくりました。

家を持ちたい人がローンを利用して気軽に購入できる。そんな住宅ローン制度を信用金庫で作ってから起業しました。

注文住宅から始めたのは、注文建築の場合、施工会社は、下請けには手形で支払い、購入者からは着手金や中間金など、先に入金があるので、資金がなくても事業ができるからね。

そして、注文住宅で培った信用で資金調達して建売住宅事業へ拡大しました。

建売住宅事業での利益を節税するための償却資産として、賃貸マンションを所有し、分譲マンションへも広げました。節税のための次の償却資産考えた際、ホテル業へ行き着いたんです。

――え? ホテルは、先に始めた事業の節税対策だったわけですか?

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はじまりはね(笑)。

ただ、俺は昔から世界中を旅行するのが好きでね。手軽なモーテルから高級ホテルまで、世界各国の宿泊施設を渡り歩いていたんだよ。

ホテルサービスに「定型しかないこと」に不満

ユーザーとしてつまらなかったのは、世界のどこへ行ってもサービスの基本が「ゲストをおもてなしすること」だったこと。中世ヨーロッパの上流階級に対する召使いのふるまいをコピーしたものばかりで、差はありませんでした。

「ホテルの新たなスタンダードをつくりたい!」。そう強く抱きました。

日本が世界に誇れることは、高機能で高品質でコンパクトな技術。

コストパフォーマンスが良く環境にも優しい、「満足を売る」ホテルとして選ばれることを目指しました。

――「都市型ホテル」と言われるソフトづくりですか。

アパホテルの部屋は、あえてコンパクトにつくっています。ビジネスホテルのシングルルームは12㎡~13㎡が一般的なところ、平均11㎡。

1部屋あたりの部屋を小さくすることで、ホテル全体として約20%他ホテルより部屋が多くつくれる。ゲスト一人当たりの料金を安くできるんです。

部屋のサイズは小さいけれど、ベッドで快適に過ごしてもらう工夫をしているんですよ。

シングルルームでもベッドは横幅が135㎝~140㎝あり(通常シングルベッドの幅は約100-110㎝)、枕元に照明のスイッチや携帯電話の充電コンセントなど必要な機能をまとめています。

ベッドで寝転びながら、必要な操作がすべてできる

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ここから先は、有料コンテンツになります。このnote単品は110円です。有料版を購入いただくと、以下のコンテンツを楽しむことができます。

・「ホテルの部屋は薄暗い当たり前」を一蹴
・会社員に「5000円おこづかいプレゼント」の価値
・「自分で行くから感性が磨かれる」土地購入は現場へ
・気に入った土地は即日設計→キャッシュで購入
・創業時は「差別化の集中」を徹底
・信用金庫時代にプロポーズ「頭のいい女性」

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